建売住宅は注文住宅と比べると、デメリットが目立つような印象があります。
ハウスメーカーさんからしても、建売住宅を購入してもらうよりも
相場の高い注文住宅を購入してもらった方が利益が出るため、
ネットでも建売住宅に関してのネガティヴな情報を発信しがちなのも事実です。
ただ、実際に建売住宅を購入する際の判断材料としてあなたが知りたいのは、
「実際に建売住宅を購入してみてどうだったか?」というユーザー側の生の声ではないでしょうか?
こちらでは、実際に建売住宅を購入した方たちのお話を中心に、
- 建売住宅のデメリットの受け止め方
- 建売住宅のデメリットを解消するための方法
について紹介していきます。
デメリット1 建売住宅の購入は早い者勝ち!
建売住宅は土地と建物と外構費用がセットになって販売されていることが一般的。
申し込みや契約に関しては早い者勝ちなので、迅速な判断が求められます。
しかも契約前に検討しておきたいことがいっぱい!具体的には・・・
- 立地条件
- 間取り
- 住宅設備
- 構造面
- 保障
- 火災保険
- 住宅ローン
- オプションの項目
- 外構面
多くの方に共通するものを挙げてみましたが、さらにこだわりのある方はもっと多くの条件があるはず!
これらのことを迅速に判断していくのは非常に大変な作業です。
そもそも建売住宅の購入は、人生の中でも大きな買い物なわけですから、
失敗したり後悔したりすることのないよう、本来ならば焦らずに時間をかけてゆっくりと検討したいものですよね?
それが難しいのが建売住宅のデメリットだということができます・・・
【受け止め方】短期集中型の方にはメリットになることも!
このように、時間をかけてじっくりと検討することが難しいのが建売住宅のデメリットではありますが、
中にはそのシステムが向いている方もいらっしゃいます。
例えば・・・・
- 少しでも早く購入したい!
- 忙しくて打ち合わせの時間を作ることが難しい!
- 短期集中型で、物事に時間をかけることが性に合わない!
このような希望のある方にとっては、
短時間で多くのことを判断したうえで購入するというシステムは建売住宅の大きなメリットとなるはずです。
【解決方法】前もってできることを!
建売住宅を見学する段階で1から検討していては、決断に時間がかかってしまいます。
ただ、その前に話し合ったり考えたり、情報収集をしたりすることもたくさんあるはず!
具体的には・・・
- 気になるエリアを見て回りながら立地条件を把握する!
- 各メーカーさんの構造面についての理解を深める!
- 住宅ローンや火災保険を検討する!
- 重視する条件を家庭で話し合う!
といったところ!
候補となる建売住宅が定まらない間も、今できることを考えながら準備をしておくといいですね!
完成後に購入することになる建売住宅は、自分たちの希望を取り入れることは難しくなってきます。
デメリット2 建売住宅は間取りやデザインを決められない!
完成後に購入する建売住宅の場合は、間取りやデザインなどに自分たちの希望を取り入れるのは難しくなってきます。
すでに完成している建売住宅をリフォームするという形になってしまうため、あまり現実的ではありません。
そのため、家の間取りやデザインにあわせた生活をしていくことになります。
【解決方法】プロにお任せするという選択に!
その分、ハウスメーカー側の設計士さんが、その土地で実現できる万人受けする家を設計することになります。
私たちのような素人が下手に間取りやデザインにこだわりすぎることが仇となり、
暮らしにくい家になってしまうというリスクは避けることができるのです。
私自身も建売住宅に住んでいますが、もし、自分たちの意見を取り入れたとしても、
こんなに全体のまとまりやバランスの取れた家は完成しなかっただろうと感じています。
参考になるかは分かりませんが
同僚などは注文住宅で失敗した!っとよく嘆いています。
注文住宅の場合はサポートが優秀な方でないと
基本的な部分で失敗するリスクが高いのが難点ですね。
デメリット3 建売住宅は使わない設備が設置されていることも!
建売住宅は設備も選ぶことができません。
そのため、不要な設備や気に入らない設備が設置されている場合もあります。
それにも費用が掛かっていることを考えると、納得いかない方もいるかもしれません。
我が家の場合は物干しスペース!
部屋干し派なので、ベランダや物干しスペースは使っていません・・・
洗面室の物干しスペースも邪魔になるので使っていません・・・
【受け止め方】リフォームやDIYをする際のお楽しみに!
そんな設備面のデメリットはいったん受け入れたうえで、使い続けることが多いもの!
ですが、「リフォームするときのお楽しみにしよう!」「DIYで何とかしてみよう!」という前向きな考え方もあります!
我が家の場合はキッチンのガスコンロ!実は揚げ物用の温度管理ができるものがよかったんです・・・
ですが、リフォームをするときの楽しみとして取っておこうと思っています。
どんなに素敵な家でも、5年もたてばボロが出てきて、10年もたてば古い家になるものだというお話を
マイホームを購入した知人から聞いたことが印象に残っています。
それならば、そこまでこだわりすぎずに必要なものを都度更新していこうという考え方になりました。
デメリット4 施工ミスや手抜き工事を見破るのが困難!
建売住宅のデメリットとしてハウスメーカーさんがよく指摘するのがこの理由。
施工中に実際に見ることができないため、完成後に目に見えない部分の施工ミスや手抜き工事を
見抜くことが不可能なのです・・・・
【疑問】素人が見てわかるものなのか?
とはいえ、実際には素人が見たところで分かるものなのかという疑問はあります。
それに、常に現場にいることだって不可能ですよね?
注文住宅の場合は、打ち合わせを重ねたうえで作成した図面の通りになっているどうかを見て指摘することはできます。
ですが、建売住宅の場合はこちらの希望も反映されているわけでもないので、
そうしたチェックをする必要があるのかというと、個人的にはそうだとは思いません。
【解決方法】同メーカーの別の家を施工風景を見せてもらうことは可能!
建売住宅はの場合は施工風景を見ることは不可能ですが、
そのかわりとして、同メーカーの建設中の家の施工風景を見せてもらうことは可能です。
私たちも足を運びましたが、内部の構造や断熱材などを実際に見ることが出来たので
安心感もありましたし、信頼感も高まりました!
建設中の建売住宅の見学を希望する際は、担当者さんと相談してみてくださいね!
デメリット5 建売住宅は似たような外観の家が多い!
屋根材や外壁を大量入荷することで安く仕入れるようにしているメーカーもあるのだそう!
ローコスト住宅を作るためのノウハウのひとつだともいうことができます。
外観を見ただけでどこのメーカーの家かが分かったり、
分譲住宅地内で外観で統一されていたりすることもよくあることなのです・・・・
【受け止め方】気にならない方にはデメリットにはならないもの!
この件に関しては、特に外観に関してはそこまで気にならないという方もいるのでは?
そんな方にとってはデメリットにはならずに、むしろ外観にかかる費用を安くできたというメリットしか
残らないのではないでしょうか?
【解決方法】デザイン重視の建売住宅に目を向けてみては?
外観についてのデメリットは全ての建売住宅に当てはまるわけではありません。
建売住宅のメーカーさんにも、
ひとつひとつの家のデザインにこだわっているメーカーさんもたくさん存在します!
そんなメーカーさんの作る家はとても建売住宅には見えません。
【解決方法】モデルハウスの購入も視野に入れる!
また、住宅地内のモデルハウスの購入を視野に入れるのもおすすめ!
というのも、新興住宅地内に建てられたモデルハウスは、展示期間が終了すると建売住宅として販売されることがほとんど!
ただ、通常の建売住宅に比べると・・・・
- 購入前にたくさんの人の出入りがある!
- 間取りや価格が周囲に知られているという可能性も!
こうした点がデメリットだと感じる方もいるかもしれませんが、外観は個性的なものが多い傾向が!
ちなみに我が家もこの方法で購入しましたが、モデルハウスなだけに、
周囲の注文住宅よりも外観にお金がかかっていそうな印象でした。
デメリット6 建売住宅はオプションが多いことも!
建売住宅のオプションになる項目はメーカーによって異なります。
ただ、注文住宅よりも多くなる傾向にあります。
販売価格にその分の費用が上乗せされるため、注意が必要です・・・
【受け止め方】建売住宅にも選択肢があるという考え方も!
建売住宅は購入者による選択肢が少ない中で、
オプションという方法でカスタマイズできるというのはメリットだともとらえることができます!
不要な設備を省き、必要な設備を設置できるわけですから、いわばセミオーダーのようなもの!
ほどよく購入者の希望を取り入れられるというとらえ方もできるはずです!
デメリット7 建売住宅は注文住宅よりも下に見られがち?
そもそも注文住宅の方が相場が上なのですから、これは仕方のないことなのかもしれません。
建売住宅はローコストに抑えられている分、金額の差が見た目や質に出てしまうことはやはりあるはず!
ただ、私の経験上は、注文住宅を建てた方から下に見られるような態度をとられたことはありません。
逆に注文住宅を建てた方に対して、建売住宅を購入した方が嫉妬したり劣等感を抱いたりしてしまう方もいるようです。
【解決方法】マウンティングのひとつだと聞き流す!
建売住宅のことを見下してくる方に対しては、
「羨ましいわぁ!」「素敵なお家ね!」なんて言っていい気持ちにさせておけばいいのでは?
どちらかというと、そこまで大げさに褒めまくると、相手が困惑してくるパターンの方が多いかも!
同じ土俵に立つことはありません。賢く立ち回りましょう!
「建売住宅だから・・・」といって謙遜できる!
例えば、ご近所さんに家や庭のことを褒められたら
「いやいや、建売住宅だから・・・」といっておけばほどよく謙遜することができます。
注文住宅よりも安いし、私のセンスなわけでもないし、という意味で私はこの謙遜語を使っています。
ただ、内心は褒められるととっても嬉しいものですね!
「建売住宅だから・・・」で明言を避けられる!
もし、家のことを聞かれてよく分からない場合や、こたえたくない場合も、
「建売住宅だったからよく分からない!」といって明言を避けることができるんです!
こたえたくないことをごまかせる便利な言い訳として使っています。
デメリット8 建売住宅は品質が悪い?
ローコストに抑えている分、注文住宅より品質が劣るのはある意味当然ともいうことができます。
注文住宅でもローコストに抑えて建てれば品質もそれなりになるというもの。
そのように考えると、家の品質はお値段なりなのだということもできます。
よく「賃貸と同じくらいの月々の支払いで家が買える!」といううたい文句がありますが、
それで建てられる家の品質も賃貸住宅程度だと私は考えています!
建売はハウスメーカーの宣伝も兼ねてる場合が多いです。
まあしかし・・・
いっぱい見てきたけど、品質が悪いメーカーはどこの建売見ても魅力を感じないレベルかな
値段だけは高いけど何が良くなってるか分かんない(笑)
見て触って見分けよう!
高品質な建売住宅を選んでは?
ただ、すべての建売住宅がそういうわけでもありません。
上記で紹介したようなデザイン性や品質にこだわった建売住宅を建てるメーカーも多く存在しています。
住宅地内のモデルハウスについても同様です。
ただ、ローコストが売りの建売住宅に比べると、販売価格は高く設定されていますのでご注意を!
デメリットがメリットになることも!
建売住宅のデメリットとそれに対する前向きな捉え方について紹介しました!
こうして見ていくと、人の捉え方によって、メリットになったりデメリットになったり・・・といった印象。
こんな風に許容できそうなデメリットについては前向きにとらえながら、建売住宅を検討してみてはいかがでしょうか?
最後に、注文住宅と比べて建売住宅のメリットについてはこちらにまとめています。
よかったら合わせてご覧くださいね!
私がこの記事を書いたよ!
シバポン 会社員
こんにちはシバポンです!このブログでは10年間、アパートや実家に現在の我が家で雑草対策で庭で「人工芝」と「防草シート」を敷いてきた経験を記事にしています。同じく雑草対策で人工芝や防草シートを考えてる方にリアルな感想が伝わればうれしいです。【HN】:シバポン【性格】:穏やかで優しい性格だとよく言われるサラリーマンで2児のパパ!大学は情報工学でシステムエンジニアの経験からブログを立ち上げています。