少年野球バットは何センチ?身長別の長さと失敗しない選び方

夕暮れの球場でバットを振る少年と「少年野球のバット 何センチを選ぶ?」の文字
身長で候補を絞り、本人が扱えるかを確かめる。バット選びはこの順番で。

「今は少し長いけど、来年もちょうどよく使えるから」

子どもの道具を買うとき、この言葉が頭をよぎりませんか。バットの値札を見れば、できるだけ長く使ってほしい。分かります。財布のほうには、成長期が来ませんからね。

でも、買ったバットを振るのは、来年の子どもではなく今日の子どもです。

少年野球のバットは、身長から長さの候補を出し、重さ・重心位置・実際の扱いやすさを確認して選びます。「何年生だから何cm」と一つに決めなくて大丈夫です。

まず知りたい「何センチ?」への答え

ミズノ公式の目安では、身長130cmは69〜74cm、140cmは75〜76cm、150cmは77〜79cmです。どれも試す候補の範囲で、全員に当てはまる正解ではありません。

120cmなど表の境目では、両側の範囲を見ながら実物を比較しましょう。

目次

少年野球バットは何センチ?身長別の長さ早見表

まずは、子どもの今の身長に近いところを見てください。下の表は、ミズノ公式のバット選びガイドに掲載されている長さの目安です。

身長別・少年野球バットの長さの目安
子どもの身長 バットの長さ 表の使い方
110〜120cm 64〜68cm 身長に近い範囲から候補を出す。境目なら隣の範囲も確認し、重量・重心・本人の扱いやすさを比べる。
120〜135cm 69〜74cm
135〜145cm 75〜76cm
145〜155cm 77〜79cm
155〜160cm 80〜81cm

長さの数値は上記公式資料に基づきます。「表の使い方」は当サイトの説明です。110cm未満・160cm超について、この表を引き伸ばして適正サイズを断定することはできません。

身長110〜120cmは64〜68cm、120〜135cmは69〜74cm、135〜145cmは75〜76cm、145〜155cmは77〜79cm、155〜160cmは80〜81cmが目安
境目でサイズが急に変わるわけではありません。表は候補を探す入口です。

「昨日134cm、今日135cm」でも、即買い替えではありません

135cmになった瞬間に、今のバットが使いにくくなるわけではありません。表の線は、入場ゲートではないんです。

身長が120・135・145・155cmのような境目にあるなら、隣り合う範囲を比較材料にしてください。いま使っている長さ、持った感覚、野球経験も一緒に見ていきます。

サイトによって目安が違うのはなぜ?

検索すると、同じ身長に違う長さを勧める表が出てきます。そこで全部を混ぜて「平均が正解」とすると、どんな考え方の表なのか分からなくなります。

この記事では出典をそろえ、メーカーの目安として紹介しています。数字を一つ決めることより、そこから本人に合う候補を確かめることが目的です。

身長120・130・140・150cmなら、どう選ぶ?

身長120cm|境目なので、短い範囲も長い範囲も見る

120cmは、公式表の「110〜120cm」と「120〜135cm」の境目です。64〜68cmと69〜74cmの両方が比較の入口になります。

「120cmになったから74cm」と、範囲の一番長いものに決める必要はありません。初めての一本なら、店員に身長だけでなく「まだバットを振った経験が少ない」と伝えましょう。

親は数字を見て、子どもは色を見る。売り場で意見が分かれても、まずは扱える候補を一緒に探せば大丈夫です。好きな色は、その中から選べます。

身長130cm|69〜74cmの範囲から候補を探す

130cmは、公式表では69〜74cmの範囲です。たとえば72cmと74cmの製品があれば、長さだけでなく表示重量や重心位置も見比べます。

この「72cmと74cm」は比較の一例で、130cmの子全員にどちらかを指定するものではありません。身長が同じでも、体の比率や経験は違います。

「チームの同級生が78cmだから」と焦らなくて大丈夫。同級生とおそろいにするなら、帰りのアイスでもできます。バットは本人に合わせましょう。

身長140cm|75〜76cmが目安。まず実物の条件を確認

140cmは75〜76cmが公式表の目安です。76cmを候補にする場合も、「平均何gか」「どこに重心があるか」を確認します。

すでに78cmを使っている子も、この記事を読んだからといって急いで買い直す必要はありません。現在のバットをどう扱えているかを、指導者や専門店と確認してください。表から外れることだけで、不適合とは決められません。

身長150cm|77〜79cmが目安。80cmへの背伸びは実物で判断

150cmは77〜79cmが公式表の目安なので、78cmはその範囲内の候補です。「高学年だから80cm」と学年だけで決めず、実物を比較しましょう。

76・78・80cmの二択や三択まで絞れている場合は、少年野球バット76cm・78cm・80cmの比較記事も参考にしてください。

バットを体の横に立てて、長さを確かめる

身長表で候補ができたら、次は本人の体と比べます。ミズノの初心者向けガイドでは、バットの太い先端を下にして横に立て、持ち手の端が腰骨と股下の間あたりにくるかを確認する方法を紹介しています。出典:ミズノ「First」

太い先端を下にしてバットを体の横へ立て、グリップエンドが股下と腰骨の中間あたりにくるか確認する模式図
図は実寸比ではありません。体の横で位置を確かめるための模式図です。
  1. バットの太い先端を下に向ける。
  2. 普段どおりに立ち、体の横にバットを添える。
  3. グリップエンドの高さを確認する。
  4. 重さや重心位置も含め、本人が扱えるかを次に確かめる。

ここで背伸びをしたら、測っているのがバットなのか気合なのか分からなくなります。いつもの姿勢で大丈夫です。

この方法も目安です。同じ身長でも脚や胴の長さは違うため、立てた高さだけで決めず、次の比較へ進みましょう。

長さが合っても、重さとバランスで使い心地は変わる

買い替えで「2cmだけ長くしたつもり」が、重量や重心位置まで変わっていることがあります。商品ラベルは、cmのところで読むのをやめないでください。

ミズノの初心者向けガイドも、選ぶポイントに長さ・重量・重心位置を挙げています。本人の比較では、この三つをセットで確認します。

商品を並べたら、メモするのは三つ

  • 長さ:何cmから何cmに変わるか。
  • 平均重量:何gから何gに変わるか。
  • 重心位置:トップ・ミドルなど、設計が変わるか。

たとえば「72cm・400g」から「74cm・500g」へ替えるなら、増えるのは2cmだけでなく100gです。これは説明用の仮の数値ですが、長さだけの比較では見落としが出ることが分かります。

できれば同じシリーズのサイズ違いで比べると、違いを整理しやすくなります。それでも重量まで同じとは限らないので、仕様は必ず確認しましょう。

試し振りは「何回できたら合格」ではない

試し振りは、店員の許可を得た専用スペースなど、周囲の安全を確保できる場所で行います。売り場の通路で、いきなりフルスイングはできません。

今のバットと候補を比べ、構えに無理がないか、振り終わりに大きく姿勢が変わらないか、本人が何を扱いにくいと感じるかを確認します。可能なら、普段のスイングを知る指導者にも見てもらいましょう。

「10回振れたから適正」「ふらついたから長すぎる」とは断定できません。技術や疲れ、重量など複数の要因があるため、動きの変化は相談材料として使います。

「これ、どう?」だけでは、子どもはデザインの感想を答えているかもしれません。「今のと比べて、構えるときはどう?」「振った後はどっちが楽?」と、場面を分けて聞くと話しやすくなります。

バット選びの3段階。身長で候補を出し、長さ・重さ・重心を比較し、本人の動きと感覚を確認する
サイズを決める作業に、子ども本人にも参加してもらいましょう。

バットを買う前に避けたい、三つの決め方

「卒団まで使えるから」で長さを決める

長く使いたい気持ちは自然です。ただ、卒団まで壊れずに持つことと、今から卒団まで本人に合うことは別の条件です。

候補が長いものに偏っていたら、「今使うならどちらが扱いやすいか」に戻ってみましょう。バットに将来性を求めすぎて、本人が置いてきぼりにならないように。

「4年生だから78cm」と学年で決める

同じ学年でも、体格も野球を始めた時期も違います。入団したばかりの子と何年も続けている子を、学年の数字だけで同じ一本にそろえる必要はありません。

学年は相談するときの情報の一つ。本人の身長、現在のバット、経験も一緒に伝えると、選ぶ話が具体的になります。

「チームで一番打つ子と同じなら」で決める

あの子の打球を見ると、商品名を覚えたくなる。気持ちは分かります。でも、その一本には、あの子の練習時間までは付属していません。

同じモデルを候補にしても構いません。長さや重量までそっくりコピーする前に、自分の子が扱える仕様かを確かめましょう。

購入前に使える、親子の確認リスト

  • 今の身長と、現在使っているバットの長さ・重量を確認した。
  • 身長表は候補選びに使い、境目では隣の範囲も見た。
  • 太い先端を下にして、体の横で長さを確かめた。
  • 候補の平均重量・重心位置を確認した。
  • 可能な場所で試し、本人の感想も聞いた。
  • 小学生の軟式野球で使うことを店員に伝えた。
  • 購入予定の製品が所属団体・出場大会で使えるか確認した。

店員への相談は、こんな伝え方で十分です。

「身長は○cm、野球を始めて○カ月です。今は○cm・○gを使っています。長さを変える必要があるか、今のバットと比べながら相談したいです」

商品候補まで探すなら、低学年向けバットの選び方とおすすめへ。この記事で候補の長さを整理してから読むと、比較しやすくなります。

よくある質問|身長だけで決まらない部分も確認

身長125cmなら、バットは何センチ?

この記事で参照するミズノ公式表では、69〜74cmの範囲です。125cmだから必ず72cm、という指定ではありません。経験や重量も合わせて候補を比較してください。

身長135cmなら、74cmと76cmのどちら?

135cmは公式表の境目です。69〜74cmと75〜76cmの両側を見ながら比較します。1cm背が伸びたことだけを理由に買い替えず、現在の一本をどう扱えているかも確かめてください。

バットを短く持てば、長めを買っても大丈夫?

短く持つことはできますが、バットそのものの重量や設計が変わるわけではありません。「短く持つから大丈夫」と購入前に決めず、その持ち方で扱えるかを確認しましょう。

長いバットのほうが飛びますか?

長さだけでは決まりません。本人のスイングや当たり方、バットの仕様も関わります。「長くすれば飛ぶ」と購入理由を一つに絞らず、本人が扱えるかを先に確かめてください。

身長が伸びたら毎年買い替えるべき?

毎年という固定の周期で決める必要はありません。体格の変化、本人の扱いやすさ、製品の状態などを確認して判断します。破損や異常がある場合は使用を止め、メーカーや販売店に相談してください。

身長表に合うバットなら、試合でも使えますか?

身長との相性と、大会での使用可否は別に確認します。軟式・硬式の区分や製品の公認表示などを、所属団体・大会の規定と照らしてください。長さだけでは試合で使えるか判断できません。

長く使いたい一本こそ、今の子どもに合わせよう

身長表を見れば、たくさんあるバットの中から候補を絞れます。そこから重量と重心を確認し、本人の動きや感想まで聞く。それが、納得して一本を選ぶための順番です。

「もう少し長いほうが、長く使えるかな」。そう迷ったら、子どもにも聞いてみてください。「今、どっちが使いやすい?」と。

バットの長さは、子どもの成績表ではありません。隣の子より短くても大丈夫です。

選びたいのは、親が先まで計算できる一本であり、子どもが今日から使いたくなる一本。その両方を、親子で相談しながら探しましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次