「お茶当番をお願いします」と言われて、水筒を持っていくだけだと思ったら、救急セット、氷、ゴミ回収、当番表まで出てきた。
僕も最初は「お茶を入れる係でしょ?」と思っていました。ところが実際は、飲み物の補充だけで終わるチームもあれば、朝の準備、子どもの見守り、救急用品の確認、片付けまで含むチームもあります。同じ「お茶当番」という名前でも、仕事の量と拘束時間はまったく別物です。
パパコーチこの記事では、少年野球のお茶当番が実際に何をするのか、頻度はどれくらいか、仕事や家庭の都合でできない日はどう相談するかを整理します。配車については別記事に分け、ここでは扱いません。
少年野球のお茶当番をInstagramで見る

Instagramの元投稿はこちらから見られます。この記事では配車を混ぜず、お茶当番だけに絞ります。
Instagramでは、お茶当番を含む「入団前に知りたい少年野球のリアル」を紹介しています。
少年野球のお茶当番とは?お茶を入れるだけではない

まず直したいのが、「お茶当番=全部まとめて保護者がやる仕事」という考え方です。実際には、次の3種類が同じ名前で呼ばれていることがあります。
お茶当番に混ざりやすい3種類の仕事
| 種類 | 主な内容 | 確認すること |
|---|---|---|
| 飲み物係 | 水やスポーツドリンク、氷、コップの準備・補充 | 子ども用か大人用か、各自持参にできないか |
| 見守り・安全係 | 体調不良の発見、責任者や保護者への連絡、冷却用品・救急セットの確認 | 判断責任者は誰か、緊急時の連絡手順 |
| 運営サポート | 当番表、ゴミ回収、ベンチ周りの片付け、備品の引き継ぎ | 当番だけの仕事か、全員で分担できないか |
すべてを一人で行う必要はありません。飲み物は各自持参、体調不良時の判断は指導者や決められた責任者、ゴミは各家庭で持ち帰る形にもできます。特に、監督やコーチへお茶を出す慣習と、子どもの安全を守る仕事は分けて考えるべきです。
パパコーチ少年野球のお茶当番は年に何回?頻度に共通ルールはない
お茶当番の頻度に全国共通の決まりはありません。選手数、練習日数、保護者の人数、夏場の活動、当番の仕事内容によって変わります。
パパコーチ聞くときは「昨年度は、一家庭あたり何回くらいでしたか」「担当日は何時から何時までですか」と具体的にします。「それほど大変ではありません」という感想より、実際の回数と時間を聞いたほうが家庭で判断できます。
回数だけでは見えない3つの失敗例
- 「月1回」でも一日拘束:朝7時の準備から夕方の片付けまで必要だった
- 立替ルールがない:氷や飲料の購入を毎回自費で済ませ、あとから精算できなかった
- 交代は家庭任せ:欠席のたびに自分で代わりを探し、同じ家庭へ頼み続けて気まずくなった
夏のお茶当番で大事なのは「飲ませる人」より安全の仕組み
暑い日に保護者が水筒を見ているだけでは、熱中症対策になりません。日本スポーツ協会は、暑さ指数(WBGT)など環境条件に応じた運動内容の調整、休憩、水分と塩分の補給、体調確認を示しています。全日本軟式野球連盟も、給水や身体冷却、寝不足・体調不良への注意を案内しています。
- WBGTを誰が確認し、活動変更を誰が決めるか
- 給水休憩を何分ごとに入れるか
- 氷・冷却材・経口補水液などを誰が補充するか
- 体調不良時の連絡先と救急要請の手順
お茶当番は断れる?行けない日は早めに相談する
仕事、下の子の行事、介護、体調などで担当できない日はあります。まず会則や当番ルールを確認し、分かった時点で早めに相談しましょう。交代制、日程交換、できる人の募集制など、対応方法はチームによって違います。
パパコーチ伝え方の例:「○日は仕事で当番ができません。日程交換の方法を教えてください」「一日当番は難しいのですが、朝の準備なら手伝えます」
毎回代案を出す必要はありません。大切なのは、できない事情を責め合うことではなく、子どもたちの安全に必要な仕事と、昔から残っているだけの仕事を分けることです。
お茶当番は入団前に5つ確認する

- 何をする? 飲み物だけか、救急・見守り・片付けを含むか
- 年に何回? 昨年度の実績と1回の拘束時間
- 休む日は? 交換・欠席・代理の決め方
- 全員参加? 家庭事情を相談できるか
- 廃止・代替は? 各自持参や分担制へ変えているか

お茶当番がないチームもある|「なし」の中身を確認
お茶当番を廃止し、飲み物は各自持参、ゴミは各家庭で持ち帰り、救急セットはチームで一括管理する形へ変えているチームもあります。一方で「お茶当番なし」でも、別名の見守り当番やグラウンド当番が残っていることがあります。
全日本軟式野球連盟も、保護者の時間的・金銭的負担が子どもに野球をさせることを敬遠する一因になっていると示しています。続けるために負担を見直すことは、協力を拒むことではありません。
お茶当番を見直す5ステップ
- 今ある仕事を全部書き出す
- 「子どもの安全に必要」「全員で分担」「慣習なので見直せる」に分ける
- それぞれの責任者と費用負担を決める
- 大人の飲み物は各自持参など、1〜2か月試す
- 困った点だけ直し、会則や当番表へ反映する
実際に、従来のお茶当番を廃止したり、見守りだけを交代制で残したりするチームがあります。「全部残す」「全部なくす」の二択ではなく、必要な仕事だけを小さく分けるのが現実的です。

少年野球のお茶当番についてよくある質問
お茶当番は母親がするものですか?
母親だけの役割と決まっているわけではありません。現在の分担方法はチームごとに異なるため、保護者全体で担当するのか、できる人が行うのかを確認してください。
仕事でお茶当番に行けない場合はどうしますか?
会則や当番ルールを確認し、分かった時点で担当者へ相談します。日程交換、代理、欠席などの方法はチームによって違います。直前まで黙らず、早めに伝えることが大切です。
お茶当番なしのチームなら親の負担はありませんか?
必ずしもゼロではありません。見守り、グラウンド、救急、役員など別の役割がある場合があります。「なし」という名称だけで判断せず、保護者が担当する仕事を一覧で聞きましょう。
お茶当番が熱中症対応を判断するのですか?
保護者一人へ判断を任せる仕組みは避けます。見守りで異変に気づいたら活動を止め、決められた責任者へ連絡します。活動中止、身体冷却、救急要請などの手順は、チームが公的な指針をもとに事前に決めておく必要があります。
お茶当番を廃止すると協力的でないチームになりますか?
廃止する対象によります。大人へのお茶出しを各自持参へ変えても、子どもの見守りや安全管理は残せます。誰か一人の善意に頼らず、必要な仕事を全員で分けるほうが続きやすい仕組みになります。
まとめ|お茶当番は名前ではなく中身を聞く
- お茶当番の仕事内容はチームごとに違う
- 回数だけでなく1回の拘束時間を確認する
- できない日は早めに相談し、交代方法を聞く
- 「当番なし」でも別の役割がないか確認する
- 入団前に仕事内容を聞くことは失礼ではない
親が無理を隠して続けるチームより、必要な仕事を説明し、家庭ごとに相談できるチームのほうが長く続きます。分からないことは、入団前に聞いて大丈夫です。
